2026.08.21 · FILTER SUPPLY
コーヒー豆の保存方法|鮮度を保つ5つのポイント
買ったときの香りが、数日で痩せていく。そう感じたことはありませんか。豆そのものは変わっていません。変わったのは、保存です。
コーヒーの風味を弱らせるのは、主に4つ。酸素、光、湿度、熱。どれも台所にありふれています。だから特別な道具より、置き方と扱い方を少し変えるほうが効きます。
やりがちなのは、袋の口を開けっぱなしにすること。透明な容器で棚に飾ること。コンロやポットの近くに置くこと。冷蔵庫の出し入れで結露させること。どれも、酸素・光・熱・湿気を呼び込みます。
基本は5つです。順番に。
1. 密閉する
口をしっかり閉じる。袋ならクリップで巻き込み、容器なら蓋の閉まるものへ。空気に触れる時間を、できるだけ短く。
2. 光を避ける
光は成分の変質を促すため、避けたい。だから透明容器での「飾る保存」はおすすめしません。中身が見えない容器か、暗い場所へ。私たちが豆を遮光瓶で売るのも、ここに理由があります。
3. 涼しく、乾いた場所へ
直射日光と高温多湿を避け、常温で。シンク下やコンロ脇でなく、温度の落ち着いた棚の奥が向いています。
4. 挽くのは、淹れる直前
挽いた瞬間から、香りは早く抜けていきます。だから挽き豆は早めに使い切る前提で。可能なら、淹れる直前に挽く。
5. 早めに飲み切る
私たちの目安は、焙煎から3〜4週が飲み頃。約2ヶ月で楽しみ切る量を買う。
冷凍はどうか。常温・小分けが基本で、冷凍は長期保存の例外と考えています。使う分を分け、出したら結露する前提で、開けっぱなしにしないこと。
そして、遮光の瓶について。私たちは創業時から、豆を瓶で売ってきました。光を避けるためであり、もうひとつ理由があります。瓶を持参いただくと、割引でお詰めする。使い捨てずに、長く使う。デザインと環境配慮を、別々にしないための形です。
保存は、地味です。けれど淹れる前のこの一手間が、毎朝の一杯を静かに支えます。
